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​鍼灸とは

 鍼灸治療とは、鍼(はり)と艾(もぐさ)を用いた治療法のことです。中国に起源をもち、漢方治療と同じ東洋医療に分類されています。近年、科学的な研究が進んだこともあり、大学病院でも治療に用いられたり、欧米でもその効果が認められ、医療に取り入れられるようになりました。

​ 鍼灸は腰や肩などの痛みの治療の他にも、さまざまな症状の改善に用いられており、下の図はその一部です。さらに医療機関の治療と併用することで治療効果を高めたり、医療機関では治療の対象になりにくい症状や体質改善などに対しても活用していただくことができます。

​鍼灸の主な適応症

鍼灸の適応症 肩こり、腰痛、頭痛、耳鳴り、めまい、眼精疲労、鼻水・鼻づまり、顔のむくみ、肌荒れ、頚椎捻挫、頚椎症、寝違え、むち打ち症、五十肩、頚肩腕症候群、テニス肘、腱鞘炎、手足のしびれ、胃のもたれ、食欲不振、胃腸虚弱、便秘、不眠、イライラ、不安感、自律神経失調症、ぎっくり腰、背中の張り、坐骨神経痛、股関節痛、生理痛、月経異常、更年期障害、不妊、つわり、逆子、膝痛、足首の痛み、こむら返り、冷え性、神経痛、脳梗塞後遺症、肥満、乗り物酔い、夜泣き、夜尿

​鍼治療は痛くないの?

 採血などに用いられる注射針の直径は0.8mm程度で先端がとても鋭利に作られています。これに対し、鍼治療に用いる鍼は直径が0.1mm~0.3mmほどで、先端も丸みをもたせた加工がされているため、鍼を刺すときの痛みはほとんどありません。また、1本1本個別包装され、医療器具と同じようにガス滅菌されたディスポーザブル鍼(使い捨て)のため、感染の心配もありません。

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